【スノーボード】初心者必見!失敗しない板の選び方

【スノーボード】初心者必見!失敗しない板の選び方

さぁさぁやってきましたよ!今年もこの時期がっ!まだ10月ですが、実は国内で既にオープンしているゲレンデもあるんですよ~。

今回はスノーボードの板の選び方について説明します。おそらくご覧になられる方のほとんどが初心者や新しく板を購入しようとしている方と思いますが、いざ板を買ってみて「合わないな~・・・」なんてこともあったりします。特にそれなりに滑れるようになってきて2本目、3本目の板を考えているあなた!公式HPのスペックと説明文をさらーっと読んでグラフィックだけで選んでいませんか?せっかく買った板がイメージと違うとショックですよね。スノーボードの特徴を抑えておくことで、失敗しませんよ!

 

スノーボードのスタイルと種類

オリンピックのスノーボード競技をTVで見られた方もいるかと思いますが、パイプやスノーボードクロス、近年追加されたスロープスタイルなど色々な種目がありますよね。我々のレジャボ(レジャーボード)でもプロの領域とは大きな差はあれど種目やスタイルが様々で皆がそれぞれ楽しんでいると言えるでしょう。

ここで重要なのは、各メーカのラインアップは、スノーボードの種類別に差別化されており、我々選ぶ側としても、”自分が何をやっていきたいか”によって選ぶべき板は大きく変わるということです。

各メーカのライアップを大別すると下記の4項目程度になります。

Technical

とにかくカービングを極めたい人向け。インストラクターを目指す場合もこちらに該当するでしょう。

セミハンマーやハンマーヘッド形状で板の長さが長く、フレックスも硬くカービングに適している。ソールも通常よりも滑走性の高いものを使用していたりメタルプレートが入っていたりとハイスペック仕様になっているが、その分価格もズバ抜けている。

板の特徴として、ハイスピード時に安定していることが求められるため、低速域での取り回しは扱いづらい。初心者はやめた方がいい(笑)

 

Free Ride/ALL Mountain

スノーボード snowbord

カービングだけではなく、パウダーやバックカントリー、地形遊びなど山全体を自由に滑るスタイル向け。

パウダー/バックカントリーとゲレンデクルージングで形状が変わり、パウダー/バックカントリーの場合は、ディレクショナルでノーズが太くセットバックが大きいタイプが多いです。ゲレンデクルージングの場合は、ほとんどがラウンドまたはセミハンマーでディレクショナルが多いです。

ゲレンデクルージング向けの板は、オーソドックスで扱いやすい板が多いので中級者に好まれます。スイッチでのライディングはしずらい部分はありますが、万能な板であることは間違いありません。

Free Style

Free Ride/ALL Mountainよりもパークを重視したスタイル向け。ゲレンデクルージング+パークという位置づけでスロープスタイルもこちらに該当します。

スイッチでの滑りを重視するため、フルツインまたはディレクショナルツインの板が多く、高反発・高弾性であることが特徴。

こちらも扱いやすい板が多いので、多くの方に好まれます。スイッチでのライディングを重視する場合やトリックをメインで考えている方はFree Ride/All MountainよりFree Styleを選びましょう。

スノーボード snowbord

Ground Trick

キッカーやバンク無しでバターしたりスピンしたりすることをグラウンドトリック、通称グラトリと呼びます。パークに比べ安全でスタイルも出しやすいことで近年人気を集めています。

Free Style向けの板よりも低弾性(反発がゆっくり)で柔らかい板が多いです。低速での取り回しを重視するため、形状も工夫されている板が多く選ぶのに困るかもしれませんが、あまり気にしないで大丈夫です。

これからチャレンジしたい人や初心者は、キャンバー高さが低い&フレックスがそれなりに柔らかい板を選びましょう。あまりペナペナな板を選んでしまうと普通に滑るときにバタついたりしてストレスを感じます。ともあれ、エッジが引っ掛からない板が覆いので初心者向けとしても一番オススメできます。

 

スノーボードの長さ・ウェスト幅

スノーボードには長さとウェスト幅があります。板の長さを気にする人が多いですが、ウェスト幅も案外重要だったりするので失敗しないためには両方抑えておくのが良いです。特に体重が大きい人と足が大きい人はウェスト幅に注意!

snowboard

スノーボードの長さ

スノーボードの長さは一般的には身長-10~20cmと言われています。だいたい、自分の顎~鼻くらいの長さになるように選びます。目安としては下記になります。

身長175cm・・・板の長さ155cm(身長-20cm)

身長165cm・・・板の長さ150cm(身長-15cm)

身長155cm・・・板の長さ145cm(身長-10cm)

カービングや安定性を重視したい・・・推奨長さ+3cm

トリックや取り回しを重視したい・・・推奨長さ-3cm

ただし、スノーボードで重要なのは長さというよりも有効エッジの長さです。有効エッジとは雪面とエッジが接する長さのことを言い、板が長ければ有効エッジも長くなります。

有効エッジが短い・・・取り回しは良いが安定性に欠ける

有効エッジが長い・・・取り回しはしずらいが安定性が高い

なぜハンマーヘッド形状があるかピンと来た人もいるでしょう?板の長くせずとも有効エッジを長くとることがハンマーヘッド形状の理由です。有効エッジは板自体の形状で大きく変わってきますので、メーカのスペック表を確認しましょう。そして、自分のスタイルに合わせて板の長さを調整すると良いでしょう。

スノーボードのウェスト幅

スノーボードのウェスト幅は板の長さによって変わりますが、板の長さ150cmであれば245~250mmくらいの板が多いです。

ウェスト幅で重要なのは、ブーツのサイズで一般的な人に比べ足のサイズが大きい方は注意した方が良いです。ブーツのサイズが大きいと板の幅よりもブーツが大きく飛び出します。飛び出し量が大きいと板を傾けた際に、ブーツと雪面が接触しつっかかる可能性があり危険です。

一般に、飛び出し量2~3cm程度であれば問題ありませんが、それ以上飛び出す場合には、ウェスト幅の大きい板に変更した方が良いです。ビンディングの角度でも調整は効きますからあまり心配しなくても良いですが、ショップにブーツを持参していくと確実ですよ。

 

スノーボードのプロファイル

キャンバーやらロッカーやら何のことを言っているのか分からないかもしれませんが、これらはすべてスノーボードを真横から見た形状、すなわちキャンバー形状に関する呼び方で所謂プロファイルと呼ばれます。

ひと昔前は、キャンバーとロッカーくらいしかなかったものの、今ではダブルキャンバーやフラットキャンバー、フリーキャンバーなどたくさんのプロファイルが存在するようになりました。スタイルに合わせてプロファイルも変えていくという考え方が浸透しつつあります。

各メーカで似たようなプロファイルであっても表現が異なりますので図で理解されるのが良いでしょう。下記以外のプロファイルも存在しますが、メジャーなプロファイルに絞って説明します。

キャンバー

伝統のある形状で、スノーボードと言えばキャンバーと言われるほど人気です。

接地面からセンターが浮いている形状で、コンタクトポイントもノーズとテールの端に近いので有効エッジが長いです。

Camber Shape

特徴は長い有効エッジと点でのコンタクトポイントによるキレのあるカービングと反発を最大限生かせる形状であることです。私もいろいろなプロファイルを使ってみたのですが、結局キャンバーに落ち着きましたね。

キャンバーにもキャンバー高さが低いローキャンバーと高いハイキャンバーが存在しますが、ハイキャンバーの方がキャンバーの特徴が強く出ますので上級者に好まれます。取り回しを気にするならばローキャンバーの方が適しているでしょう。

もっともオーソドックスであり滑りの基礎スキルを身に着けるには適した形状だと思います。初心者の場合にはローキャンバーを選ぶことで取り回しも楽になりますよ。

ロッカー

ロッカーは10年くらい前に人気爆発した形状です。今でこそ当たり前のようにラインアップされていますが、キャンバーと真逆の形状ということでとても衝撃的でした。

Rocker Shape

接地面がセンターでノーズとテールが浮いている形状です。有効エッジも短く、反発も得られないのですが、グラトリのように取り回しを重視したり、パウダーで浮力を得るには優れています。

グラトリやジブをメインで行う場合にはマッチすると思いますが、オンピステでの滑りに関してはかなり犠牲にする部分があります。ロッカーは弱点が強くでるため、近年では、完全なロッカー形状は下火になり、ロッカーとキャンバーを組み合わせた形状が増えてきています。

3-3.ダブルキャンバー

ダブルキャンバーはロッカーの弱点である有効エッジと反発をカバーするために考えられた形状です。

Double Camber Shape

接地面はセンターですが、ノーズとテールにふた山あり、カービングで踏み込んだときにはキャンバーに近い動きになります。センターのロッカーの強さでロッカーの乗り味に近付き、各メーカでもロッカーとキャンバーのバランスを変えることで特徴を出しています。

初めて乗ったときには面白さを感じましたが、フラットでの安定性やエッジング性は欠けますのであまりオススメはしませんね。何でもできますが、何をやるにしても中途半端な気がします。

フラットキャンバー

フラットキャンバーはキャンバー高さのないキャンバーです。

Flat Camber Shape

フットポジション間がフラットでエッジとのコンタクトポイントが多数あるので取り回しが良く、ロッカーよりも反発が得られるのが特徴です。

グラトリ・ジブに適している形状ですが、パウダーもオンピステもそれなりに滑れてしまうマジックボードですが、高速域ではバタつきやすく安定性に欠けます。

メーカのライアップもビギナー向けの板が多く初心者にオススメできる形状です。

 

スノーボードのシェイプ

プロファイルの次はシェイプです。シェイプはスノーボードを上面から見た時の形状を言います。

シェイプにはディレクショナルとディレクショナルツイン、ツインの3つがあります。それぞれの違いはノーズとテールの形状とフレックス、セットバックが絡みます。

snowbord shape

ディレクショナル

ノーズとテールの形状が非対称であることをディレクショナルと呼びます。

一般にはテールよりノーズの方が大きく・太い形状が多いです。パウダーボードなんかが代表例ですね。形状だけでなくフレックスもノーズよりテールの方が硬くなっています。

ディレクショナルはスイッチでのライディングを犠牲にしてレギュラーでのライディングに特化していますので、他のシェイプに比べライディング性能は高いです。スイッチでのライディングを求めない場合はディレクショナルをオススメします。

ディレクショナルツイン

ディレクショナルツインは、ノーズとテールは”ほぼ対称”でセットバックが入っている形状を言います。ディレクショナルとツインの中間ですね。形状が”ほぼ対称”ってのは意外と重要で、フレックスもサイドカーブもほとんど変わりませんので、スイッチライディングも基本違和感なく滑ることができます。

多少スイッチライディングはあるが、頻度が少ない場合にはディレクショナルツインをオススメします。最近流行りのラントリ(フリーランでのグラトリ)をしたいならばこちらがオススメです。

ツイン

ツインは、ノーズとテールの形状が対称でスタンス幅も対象です。パークをガッツリやる場合は、スイッチでのライディングもかなりのレベルで要求されますので、ほとんどの人がツインを使用します。

ツインの場合、軸と回転中心が一致しますので、回転性が高くスピン系のトリックに分があります。とはいえ、ビッグキッカーで高回転を狙うのでなければそこまで体感はできませんが。

ツインでもセットバックは入れることはできますので、自分のスタイルに合わせてセットバックを入れてみてもいいと思います。

 

スノーボードのフレックス・トーション

最後にスノーボードのフレックスとトーションについてです。フレックスもトーションも板の硬さを表し、強さによって板のキャラクターが大きく変わります。

フレックス

フレックスは板の反りやすさを表します。ノーズとセンターとテールのフレックスがあり、ほとんどの板がセンターフレックスが強くなるように作られています。

フレックスが強いと板の反発が高くなりますが、その反発を利用するには乗り手の脚力も必要になります。メンズ向けとレディース向けでフレックスが異なるのも脚力を考慮しての結果です。

上級者が強いフレックスを求めることは自然ですが、初心者が強いフレックスの板を使うと扱いきれないどころか非常に疲れます。エッジングの感覚を掴むためにも比較的フレックスの弱い板を選ぶべきでしょう。

何をするにしてもフレックスを利用するのがスノーボードですので、板を選ぶにあたっては重要な値です。ゲレンデで滑ることはできなくてもショップに出向いてフレックスの確認はすると良いですよ。

トーション

トーションは板のねじれやすさを表します。トーションが強いとレスポンスが良くエッジングの微調整が可能です。

どんな時にトーションを使うかと言うと、実はいつでも使うのですが、うまく使える人はほとんど上級者です。スピンの先行動作やターンの始動時などありとあらゆる場面でトーションは使用し、トーションを扱えるスキルがエッジングの要になります。しかし、感覚を掴み、自然と扱えるようになるまでは相応の時間を要します。

初心者の場合、トーションの感覚をいかに早く掴むかで上達に大きく影響しますので、トーションの弱い板を選んだ方が良いでしょう。一般に、初心者にフレックスが弱い板を薦める理由のバックにはトーションが扱いやすいという理由があるのです。

トーションはフレックスと関係性が強く、フレックスが強ければトーションも強いのが一般的ですが、近年はセンターフレックスのみ弱くすることで全体的なフレックスを大きく変えずにトーションを扱いやすくしたモデルもあります。

 

まとめ

さて、スノーボードの特徴ということで説明してきましたが、いかがだったでしょうか。正直、読んだだけではイメージも沸かないし、各メーカのスペック表とにらめっこしてもよく分からないというのが本音かと思います。実際、数字上は同じようなスペックでも目に見えない部分が異なりキャラクターもまったく違うということもあります。

2本目、3本目の購入を考えている方は、”自分が何をやっていきたいか”がはっきりしていると選ぶべき板も見えてくると思いますので気になる板をピックアップしてみてください。そして毎年試乗会が行われますので参加してみて自分の目で確かめてみるといいと思います。車も試乗しないで購入する人はあまりいませんよね。

初心者の方は変な板を買わなければなんでも大丈夫です!ショップでローキャンバーでフレックスの比較的弱いディレクショナルツインはありますか?と聞きましょう。細かい話はショップの店員さんがフォローしてくれますので、大丈夫です。もしビンディングとブーツを所有しているならば一緒に持参していくことをオススメします。

 

 

以上、はまじでした